目的に応じた英会話 レッスンの使いわけ
これをあえて同じ側に表示することにした発想の鋭さは驚嘆ものです。
私か最初に貸借対照表に接したときにもなぜ資本と負債が同じ側にあって、その合計が示されているのか不可解でした。
株主の立場から見れば、自分のお金と人から借りたお金はプラスとマイナスみたいなもので、どうして足し合わせることができるのか、どうも釈然としなかった記憶があります。
株主の立場を離れ、会社の立場で見ると負債も資本も要するにお金の調達源泉である、負債は銀行をはじめとする債権者から、資本は株主からそれぞれ預かったお金である、だから同じ側に記録するのである、と説明されてはじめて納得できます。
最初にそういう本質に着目した人は天才です。
天才的な発想によって生み出された貸惜対照表は、これまでに見てきたように、美しい財務諸表体系の中心をなしています。
会社にとってもっとも大切なお金と利益がそれぞれ左上隅と右下隅に位置し、貸借対照表をがっちりと両端から引き締めている姿をしています。
これなどにも貸借対照表の象徴的美しさを感じさせられます。
これまでは、各財務諸表について本質的な骨格の表を用いて説明してきましたが、ここで、現実的な財務諸表の姿を見ていくことにしたいと思います。
損益計算書損益計算書は通常次頁の表のような様式になります。
これまで、単に「利益」といってきましたが、実際には次に示すように〜の5つの「利益」があります。
まず、売上高という収益から売上原価を引きます。
売上原価には、商品仕入れ代や工場で発生した製造のためのコストが含まれます。
売上原価を引いて売上総利益になります。
売上総利益は粗利益(あらりえき)、さらに短縮して粗利(あらり)ともいいます。
次に販売費及び一般管理費を引きます。
これは、販売部門、総務部、人事部、経理部など本社で発生する人件費や経費です。
研究開発費もここに含まれます。
これを引いて営業利益になります。
いわば、本業で稼いだ利益です。
次に営業外収益と営業外費用をプラス、マイナスして、経常利益になります。
営業外収益・費用のなかで圧倒的に大きいのは支払利息で、営業外費用に含まれます。
受取利息や受取配当金は営業外収益に含まれます。
次の特別利益と特別損失は本業の経常的な流れとははずれた、臨時にかつ巨額に発生した利益や損失です。
昔から持っていた土地を売って巨額の利益が出たような場合は特別利益ですし、リストラで割り増し退職金を支払ったら特別損失となります。
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